おおうらメンタルクリニック院長の大浦です。
まだまだ読者の方が少ないせいか、コンプライアンスを遵守(?)しているせいか、まだ当ブログは炎上を免れています。
「口は災いのもと」と言いますが、ネットがここまで普及した現代は、口に出さずとも言葉で災いを招きやすい時代のようです。
自業自得の側面もあるとは言え、素性の知れない相手から執拗に攻撃される恐怖は想像を絶するものがあります。
以前機会があり調べたところ、ブログやネットニュースのコメント欄などに書き込みをする人は閲覧者のごく一部で、さらに炎上の「燃料」を投下する人は1%未満との事でした。
これまでネット上の炎上に気を病んだ方にお会いした経験はありませんが、SNS上のやりとりで悩む方は多く診てきました。
顔を見ずに言葉のやりとりをしていると、対面では言えないような強い言葉も出やすく、表情や声色の変化にも気づけないので、その言葉が相手に与える影響も知らずに過ぎてしまうのでしょう。
一度発した言葉は例え画面越しでも取り返せませんので、送信ボタンを押す前に5秒だけでも考えた方がいいかもしれません。
炎上と言えば、以前勤務していた病院の個人用ロッカーに「燃えないゴミ」と書かれた可愛いマグネットが貼ってありました。
イジメであればmixiにアップするところですが、多分違うので退職までそのままにしていました。
それでも「燃えない」「ゴミ」のダブルパンチは、思い当たる節が多々ある自分としては、毎回心が少し痛んだのでした。