おおうらメンタルクリニックの大浦です。
11月1日に開院して早や3日が過ぎました。
ホームページを見てくれている患者様もいらっしゃいますが、さすがに「ブログ読んでますか」とは聞けません。
「先生中退してるんですね」とか「いつも手が震えるんですか」とか言われたら、恥ずかしくて穴に入りたくなるため、診療になりません。
何かしでかして恥ずかしい思いをした日は、就寝時にその時の情景が頭に浮かんでしまい、悶々と眠れない事があります。
「少しお酒でも飲んで・・」と思っても、「酒害」を患者様に講釈している立場としては、自粛せざるをえません。
診察の場でも「少しお酒飲んだら寝付きやすくて・・」と話される方がおられます。
確かに寝付きは良いかもしれませんが、それに慣れると酒なしでは眠れなくなり、また眠りの質も悪くなります。
アルコールを習慣的に多く摂取すると、抑うつ気分や情緒の乱れをきたす事もあると言われています。
研修医時代、夜遅くまで痛飲した際は、前後不覚どころか「前後左右斜め360度不覚」となり、這う這うの体で帰宅したものです。
帰宅後トイレに少し籠り、学生時代の如く街路樹に「肥料」を与えなかった自分を褒めつつ就寝しました。
それなのに、いつも翌朝抑うつ気分が生じたのは、アルコールの影響というよりかは、朝改めて自身の行動を振り返った事による自己嫌悪だったのでしょう。