おおうらメンタルクリニック院長の大浦です。

これまで院長の自分しか書いていませんが、現時点で投稿者が増える予定はありません。

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開院して1か月も経ちませんが、働く環境が変化した影響が自分自身の身体にも表れてきたようです。

20代の頃、水泳部の活動中に無理な動き方をした影響で、1か月くらい腰痛に悩まされた事がありました。

この時は若さからか、自然と痛みは消退したのですが、最近になって当時とは異質な痛みが腰に走るようになりました。

40歳を目前として、20代と比較して色々と身体に変化が生じているはずですが、毎日一緒に過ごすマイボディの異変には案外気づきにくいものです。

肉体的な変化だけでなく、職場におけるパワハラや過重労働など、毎日のように曝されるストレスに対しては、感覚が麻痺している事が多いのかもしれません。

実際、クリニックにおける診療の中でも、最初は比較的落ち着いたご様子で職場や学校でのつらい体験を話されたのに、全てを語り終えて一息ついた瞬間にポロポロと涙を流される方が多くおられました。

この国では、まだまだ「弱音を吐くのはみっともないこと」という考え方が根強く、ご自身の感情に蓋をしてしまっている事がほとんどなのでしょう。

自分も、開業医の腰に痛みが走れば、「職業病としての腰痛」と容易に診断できそうなものですが、発症後しばらくは「水泳の古傷が痛むぜ・・」などと考えていたのです。

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」というのは有名なシャア・アズナブル(機動戦士ガンダム)の台詞ですが、「自分自身の加齢ゆえの過ち」の方が圧倒的に容認しがたいものですね。