おおうらメンタルクリニック院長の大浦です。

開院日が目前に迫り、今週に入ってからは実習や模擬診療を行っています。

スタッフも自分もユニフォームや白衣に着替えて、実際の診療の流れに沿った練習を繰り返しています。

練習となるとどうしても気恥ずかしくて色々と端折ってしまいがちですが、皆さん緊張感をもって臨んでくれています。

自分はもともと凄い「緊張しい」なので、発表などの時も声や手が震えていました。

今でも、学会や勉強会で話す際にマイクスタンドを使い、手の震えを隠しています。

研修医時代に参加したセミナーで、発表時に緊張を和らげる手段として、短時間型の抗不安薬を実名で紹介していました。

当時は薬の知識もなく「へえ」とメモしましたが、何度も小さな講演会をこなして「緊張しい」を克服(?)した今となっては、安易に薬に頼るのは良策でない気がします。

キレが良いお薬ほど依存性が高く、たまに使用するに留めたとしても、結局は緊張する場面に心を慣らす機会を逸している気がします。

お薬との付き合い方は人それぞれですが、出来るだけ頼りすぎない方法をお伝えするよう心がけています。